’98年3月、「みやこうせい氏と行く“東南中欧 奥の細道 ハプニングツアー”」に参加した。主な目的はポーランドの「アウシュビッツ強制収容所」を実際にこの目で見てくることと、“古き良き中世の化石”ルーマニアのマラムレッシュ地方を訪れることだ。
みやこうせいさんは、一年の多くをヨーロッパで過ごし、自らを“ルーマニアック”と称す文筆家であり、また写真家でもある。みやさんのおかげですばらしいしツアーが体験できた。
今回の旅に同行していただいた渡部英隆さんが、歌心あふれる素敵な紀行文を書かれている。ご厚意によりここに全文を掲載させていただく。
『猫(わがはい)のつれづれ草』渡部英隆
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